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県内住宅着工件数で木造住宅がRC住宅を上回る 

今朝の新聞で、県内住宅着工件数の
構造別構成比が掲載されていました

過去にも3度、木造住宅着工件数が
RC住宅を上回っていたようです。
今回掲載の2023年度も木造住宅
が上回っています。
用語解説
RC住宅:鉄筋コンクリート住宅

今朝の朝刊です。
(クリックすると拡大します)





上回っている理由として、木造住宅
の価格の優位性がRC住宅に対し圧
倒的で若年層の支持を集めていると
解説していました。

個人的には、価格の優位性だけでな
く、近年、長期住宅ローン(最長5
0年)が組めるようになったこと
木造住宅の立地優位性なども関係し
ていると感じます。

いい土地情報を・・
*不動産会社が直接大手木造住宅
会社に土地情報を持っていく
*土地仲介からの手数料、木造住宅
売買からの手数料収入があるため
などの要因も大きく関係していると
思っています。


気になったのが
木造住宅が上回ると県経済にマイナ
スの影響を与えるというコメントで
す。

確かに、木造住宅建築が上回ると
RC住宅の需要が少なくなり
コンクリート建築を主としている
県内建築会社の倒産、需要減による
材料費の高騰など、負のスパイラル
に陥る恐れがあると予想しての見解
だと思います。

あくまでも私見です。
RC住宅離れの一因として
県内ハウスメーカー(一部)の高利
益率の建築単価
加えて、RC住宅設計費用の高騰も
考えられます。意匠にこだわった設
計士の設計費用は、相場10%前後
(総建築費用に対して)
*設計士、建築ボリュームによって
違いがあります。ご了承ください。

単に木造住宅 VS RC住宅
という構図で仕上げなくてもいいん
じゃないかと思ったという話です。

木造住宅建築を擁護するわけでは
ありませんけど、解説の仕方では
誤解が生まれる可能性があること
を感じました。